2007年05月18日

矯正歯科デーモンシステム-2

デーモン・ブラケットの特徴  

1.スロットが4つの硬く滑らかな壁で構成されており、ローフリクション(少ない摩擦)で歯の移動を実現。
2.シャッター式なのでワイヤー交換がしやすく、毎回の治療時間が短縮されます。
3.エッジをラウンドシェイプにすることで違和感が少なく、衛生的な構造に。
4.ステンレスとコンポジット(透明樹脂)を併用することで審美性が向上。

図1.jpg図3.jpg

デーモン・ブラケット最大の特徴は、矯正歯科治療において歯を動かす力となる「ワイヤーの固定の仕組み」を変えたことです。

従来の方法ではワイヤーとブラケット・スロット(ワイヤーが収まるコの字型の溝)は結紮線(細い固定用ワイヤー)やエラスティック(ゴム製の固定材)によりタイトに(ぎゅうぎゅうに!) 固定されていました。 

ネジレやデコボコが強い歯を結びつけると、その歯には生物学的許容範囲よりも強すぎる力が加わるため,一種の貧血状態を生じます。

これは骨の代謝を遅らせるとともに、歯の周りの組織にもダメージを与えてしまいます。

この状態で歯を動かすことは「ブレーキを踏みながら車を走らせている」ようなものです。

一方、デーモン・ブラケット最大の特徴は“シャッター式の「パッシブ・セルフ・ライゲーティング・システム」です。

スロットが四角いトンネル状になっており、結紮線やエラスティックを用いずワイヤーを通すだけなので、ワイヤーの動きに自由度があり、歯を締め付けることがありません。

これにより、歯根膜の血流を阻害しない範囲の「弱く持続的な矯正力」が実現し、歯槽骨代謝が促進されて「歯が骨ごと動く(歯の移動に骨がしっかりついてくる)」ことが可能となりました。

矯正歯科治療での抜歯の可能性が減り、歯周組織の健康も維持・増進されるのです。

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