矯正歯科デーモンシステム-3

矯正歯科デーモンシステムに欠かせない
「ハイテクワイヤー」
をご紹介します。

デーモン・カッパーナイタイ  
ニッケル・チタン合金に銅を加えることで特定の温度変化率を持たせたワイヤーです。
治療初期のデコボコが強い段階(ワイヤーのたわみが大きい)では、発揮する力が弱く歯の血流を守ります。歯が並んできてワイヤーのたわみが少なくなるに従って、相対的な硬さが増し強い力を発揮します。

デーモン・ローフリクションTMA  
従来のステンレス・スチールワイヤーの2倍の弾性と42%の硬さを持つ便利なワイヤーです。特殊な表面加工により滑りが良く治療の妨げとなるワイヤーとスロット間の摩擦を大幅に減少しました。

近くオフィシャルサイトにアップされる
「矯正歯科デーモンシステム」
のページにて写真付きでご紹介いたします。

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矯正歯科デーモンシステム-2

デーモン・ブラケットの特徴  

1.スロットが4つの硬く滑らかな壁で構成されており、ローフリクション(少ない摩擦)で歯の移動を実現。
2.シャッター式なのでワイヤー交換がしやすく、毎回の治療時間が短縮されます。
3.エッジをラウンドシェイプにすることで違和感が少なく、衛生的な構造に。
4.ステンレスとコンポジット(透明樹脂)を併用することで審美性が向上。

図1.jpg図3.jpg

デーモン・ブラケット最大の特徴は、矯正歯科治療において歯を動かす力となる「ワイヤーの固定の仕組み」を変えたことです。

従来の方法ではワイヤーとブラケット・スロット(ワイヤーが収まるコの字型の溝)は結紮線(細い固定用ワイヤー)やエラスティック(ゴム製の固定材)によりタイトに(ぎゅうぎゅうに!) 固定されていました。 

ネジレやデコボコが強い歯を結びつけると、その歯には生物学的許容範囲よりも強すぎる力が加わるため,一種の貧血状態を生じます。

これは骨の代謝を遅らせるとともに、歯の周りの組織にもダメージを与えてしまいます。

この状態で歯を動かすことは「ブレーキを踏みながら車を走らせている」ようなものです。

一方、デーモン・ブラケット最大の特徴は“シャッター式の「パッシブ・セルフ・ライゲーティング・システム」です。

スロットが四角いトンネル状になっており、結紮線やエラスティックを用いずワイヤーを通すだけなので、ワイヤーの動きに自由度があり、歯を締め付けることがありません。

これにより、歯根膜の血流を阻害しない範囲の「弱く持続的な矯正力」が実現し、歯槽骨代謝が促進されて「歯が骨ごと動く(歯の移動に骨がしっかりついてくる)」ことが可能となりました。

矯正歯科治療での抜歯の可能性が減り、歯周組織の健康も維持・増進されるのです。

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矯正歯科デーモンシステム-1

矯正歯科デーモンシステムの特徴は
「歯根膜の血流を維持出来るような弱く持続的な力で歯を動かす」
ことです。

歯が動く仕組み〜では、なぜ歯根膜の血流を維持しなくてはならないのでしょうか?

歯根膜とは何か?

歯根膜は歯根周囲を取り巻き,歯と歯槽骨を結び付けその空隙を満たしている線維性結合組織(コラーゲン繊維)です。

歯根膜には血管や神経が網目状に広がり、歯根への栄養供給や、咬合力を和らげるクッションの役割をするとともに、その刺激・感触を脳へ伝える働きがあります。

** 適切な矯正力が加えられた時の歯根膜周囲の反応(デーモンシステム) **

歯に適切な矯正力(歯根膜の血流を阻害しない)が加えられると、歯が移動する側(圧迫側)では歯槽骨壁と歯根とを結合している主繊維が圧縮され歯根膜の組織圧が上昇します。

歯根膜繊維は一定の厚みを維持しようとするため、固有歯槽骨の骨膜が反応して破骨細胞(骨を吸収する細胞)を生じ,圧迫部位の歯槽骨壁を吸収します(直接性吸収)。

また反対側(牽引側)では主線維が伸展し,線維中に介在する血管の血流亢進が生じ、主線維の付着している固有歯槽骨の骨膜で骨芽細胞(骨を造る細胞)の増殖・代謝活性が促進され、骨が新生されます。

** 過度な矯正力が加えられた時の歯根膜周囲の反応(従来型矯正装置) **

一方、歯に加えられる矯正力が強すぎると、主繊維が圧迫され血管が閉塞して歯根膜に重度の血流障害が生じます。

それにより線維などの細胞基質は変性してしまいます(硝子様変性)。

破骨細胞はこの変性組織周囲の歯槽骨表層には接近できないため、骨髄側に出現した破骨細胞により歯槽骨壁の背面あるいは側面からの吸収が進みます(間接性吸収:隣接する障害を受けていない領域に由来する細胞の働きで行われる骨吸収)。

この様式では吸収すべき骨の量が多くなるとともに血管の再形成を待たなくてはならないため、歯の移動には相当な時間を要します。

これはブレーキをかけたまま車を走らせているようなもので、非常に効率が悪いのです。

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2007Damon Forum in JAPANの報告

4.18-20まで2007Damon Forum in JAPANに参加しました
診断から治療方法にいたるまで興味深い知見が多く、非常に有意義な時間となりました。

矯正歯科デーモンシステムが多くのメディアで話題となっているのは
「生体に優しい、非常に弱く持続的な力で歯を動かす」
という理想的な矯正歯科治療を実現したからです。

矯正歯科デーモンシステムによりクライアントの皆様は次のようなメリットを享受できます。

1.矯正歯科治療に伴う痛みが大幅に軽減されます。
2.「歯を抜かない矯正歯科治療」の可能性が高くなります
3.代謝を促進することでキレイな歯周組織(歯肉、歯槽骨etc)を維持できます。

この矯正歯科デーモンシステムは「デーモンブラケット」「ハイテクワイヤー」に独自の診断、治療ステップを組み合わせて行われる「治療体系」を意味します。

「デーモンブラケット」と「ハイテクワイヤー」を用いれば自動的に成果が見込めるという単純なものではなく、しっかりとした基礎知識が必要なシステムであることがよく理解できるForumでした。

詳細は次回以降のエントリーでお伝えいたします。

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2007 Damon Forum in Japan

4.18〜20 ホテル・ニューオータニ東京に於いて

2007 Damon Forum in Japan
が開催されます。

「デーモンシステム」の発想は、現在SYNCで用いられている「STbシステム」による裏側矯正(見えない矯正・舌側矯正)にも応用可能なものであり、有意義なフォーラムになることが期待されます。

4.18 Pre-Seminar
・ ライトフォース、ローフリクション、セレクティブトルクを理解する
・ 日本人患者のフェイスドリブンオルソドンティクスの診断
・ 患者の診断システム、術者の評価システムとしてのDamon System
・ 痛みが少なく、来院回数も少なく、きれいに早く終了するには?
・ ABOスコアリングを応用したブラケットポジショニングとIDB
・ Therapeutic Diagnosisを用いたコンサルテーションの実際
・ Read and Reactによるオープンバイト治療のメリット
・ リバースカーブとトルク付きカッパーナイタイの使用例
・ ハーブストアプライアンスの用い方と症例の実際
・ スタッフによる治療サポートと患者教育がもたらす効果

4.19-20
Forum
lecture Dr.Dwight Damon
Dr.Terry Dischinger
Dr.Tom Pitts

近日中にSYNC official siteにおいて「デーモンシステム」のページがアップされます。

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「見えない矯正」では抜歯した隙間も見えない?

見えない矯正(裏側矯正・舌側矯正)を希望されている患者様から良く受ける質問
「抜歯をしたあとの隙間が気になるのですが・・・」

以前のエントリーでもご紹介しましたが、今回は見えない矯正(裏側矯正・舌側矯正)で活躍する「仮歯」のお話し。

・・・本題の前に・・・
矯正歯科治療で”キレイな歯並び”を達成するためには、しばしば抜歯が必要になります。
最近「歯を抜かない矯正歯科治療」というフレーズを良く見かけますが、これは至極当然のことであり矯正歯科専門医であれば、医学的に観て不必要な抜歯は決していたしません。
出来るだけ、歯を抜かないで”キレイな歯並び”にしてあげたいのは、私たちの希望でもあります。

しかし、顎の骨が欧米人より小さい日本人では”キレイで安定した歯並び”のためにどうしても抜歯が必要になることが少なくありません。

・・・一方で、見えない矯正(裏側矯正・舌側矯正)を希望される方は、一般的に審美的要求が高く
「治療中の見た目がとても気になる!!」
「歯が抜けた状態はイヤダー!!」
ということがしばしばです。

そこで登場するのが、歯を抜いた隙間を目立たなくする「仮歯」です。
仮歯は歯の外形に合わせて削ったプラスチックで、抜いた部位の隣の歯(通常は後方の歯)に、歯科用接着剤でくっつけます。

07.4.15.1.jpgこれを削って形を整えます。(株)松風

この仮歯はあくまでも見た目を整えるためのものであって、ものを咬むのには適していません。
強い力が加わると外れてしまうこともあります。

07.4.14.1.jpg07.4.14.6.jpg07.4.14.3.jpg
写真では第一小臼歯(前から4番目の歯)を抜歯して仮歯を付けています。抜歯した隙間は歯を動かすために使われるので、2mm程度削ってありますが、正面から見るとほとんど隙間は見えません。

「キレイになるまでの数年間もキレイでいたい!」というのは無理もないことですよね。

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WSLOソウル大会

WSLO世界舌側矯正歯科学会の第2回ソウル大会の日程が発表されました。

President: Dr. Didier Fillion
Chairman: Dr. Hee-Moon KYUNG
Vice Chairman: Dr. Tae-Weon Kim, Dr. Ryoon-Ki Hong

Topics: Esthetics & Anchorage in Seoul
Dates: 14th (Saturday) & 15th (Sunday), July, 2007
Precongress: 13th ( Friday), July, 2007
Postcongress course: 16th ( Monday) , July, 2007

1. Lingual mechanics course( ex, STB system etc)
2. Clear aligner
3. Invisalign
4. Microimplant anchorage
5. Bleaching
6. Botox treatment

clip_image001.jpg

裏側矯正(舌側矯正)の最新技術である”STbシステム”をはじめ、前回のエントリーでもお伝えした”マウスピース矯正”のインビザラインとクリアアライナーそして”インプラント矯正”などがメインテーマとなっているようです。

韓国は日本以上に裏側矯正(舌側矯正)をはじめ「エステティック」に関心があるようで、”熱い学会”になることが期待されます。

WSLO世界舌側矯正歯科学会
Invisalign JAPAN
ASO International Inc.
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マウスピース矯正

「見えない矯正」の中でも最近特に注目を浴びているのが「マウスピース矯正」です。

「invisalign」「Clear Aligner」などの種類があり、透明なマウスピースをご自分ではめていただくことにより歯を動かす方法で、ブラケットやワイヤーを使わないのが大きな特徴です。
近年、コンピュータシステムの導入により、治療精度が向上し応用範囲が広がっています。

ca_top1[1].jpg
ca_top2[1].jpgCA 3.jpg
資料協力 ASO International

このタイプの治療法は治療効果が“患者様自身のモチベーション”に大きく左右されます。
「インビザライン」は1日20時間以上、「クリアアライナー」は1日17時間以上使うことが推奨されています。
それ以下の場合には、歯は計画通りに動かないことが予想されます。
“マウスピースを付けている間だけ治療が進む”わけですから、患者様の十分な協力が必要です。

ご自分のライフスタイルに合った治療法を選択する必要があります!

Invisalign JAPAN
ASO International Inc.
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裏側矯正(舌側矯正)専門医ができるまで

1.タマゴからヒヨコへ  1994-2000 札幌

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WSLO ソウル大会

WSLO(世界舌側矯正歯科学会)の第二回大会が、7月にソウルで行われます。

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裏側矯正・見えない矯正 RELOADED→

裏側矯正・見えない矯正のメリット・デメリットについてあらためて考えるシリーズ#4@

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裏側矯正(見えない矯正)と唾液の話

裏側矯正(見えない矯正)に関する相談の中で・・

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