見えない裏側からの治療
舌側矯正とは
舌側矯正は「裏側矯正」「見えない矯正」などともいわれます。
矯正装置が歯の裏側に装着されているため、ほとんど目立たずに治療出来るのが最大の特徴です。
舌側矯正・裏側矯正の歴史
舌側矯正・裏側矯正は70年代、世界に先駆け日本で開発された技術で、間もなく矯正治療のニーズの高いアメリカで受け入れられ、臨床応用されるに至ります。
しかし、舌側矯正・裏側矯正は既に普及していた表側矯正に比べて、より精密で高度な技術を要するため、治療の仕上がりや治療期間は、決して満足いくものではありませんでした。
技術面での進歩が追いつかなかったのです。
そのため当時のアメリカにおいて、舌側矯正・裏側矯正は広く普及するには至りませんでした。
その後80年代後半になって、治療中の審美性を重視する日本・ヨーロッパ(フランス・イタリア)や韓国において舌側矯正・裏側矯正の技術を見直し、発展させようとする機運が高まり、その努力はやがて日の目を見ることになります。
ヨーロッパではESLO(European Society of Lingual Orthodontics、ヨーロッパ舌側矯正歯科学会)が設立され、各国のドクターにより「舌側矯正・裏側矯正は確立した医療技術である」ことが証明されました。
そして2006年、ニューヨークにおいてWSLO(World Society of Lingual Orthodontics、世界舌側矯正歯科学会)が設立されるとともに、舌側矯正・裏側矯正の認定医制度が発足しました。
舌側矯正・裏側矯正は「見た目を気にせずキレイな歯並びを実現する」画期的な医療技術として、多くの方々に喜ばれています。
舌側矯正の内容
舌側矯正・裏側矯正の課題としては以下のようなものがあります。
しかし最近では矯正装置の大幅な小型化などにより、これらの課題は飛躍的に改善されました。
1.発音しにくい
舌側矯正の装置の影響で、歯の裏側に舌を当てて発音する言葉(「さ行」「た行」「ら行」)が発音しにくくなることがあります。
ただし、積極的に発音していただくことにより多くの場合数週間で通常通りに発音出来るようになります。
2.歯磨きがしにくい
装置がついている歯の裏側は、周りの人から見えないのと同様に、ご自分でもキレイに磨けているかを確認しにくい部分です。
虫歯になるリスクは表側矯正より低いのですが、歯磨きが不十分だと歯肉炎になってしまいます。
毎日のケアにはコツがありますので、専門の歯科衛生士やドクターにご相談下さい。







